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1、5Gとは?4Gとの違い

公開日:2019年3月1日

 

5Gは現在の4Gとは全く異なるといっても過言ではありません。大きく変わる点は3つです。

 

1つ目は「超高速かつ大容量通信が可能になった」

 

4Gの最大速度は1Gbpsと光回線とほとんど変わらない速度でした。しかし5Gでは10~20Gbpsと約10倍から20倍へと進化しています。またデータ量の増加に伴い、4Gではダウンロードに時間がかかったアプリや映像なども5Gでは数秒単位で終わると各社は説明しています。

 

2つ目は「超低遅延性」

 

通信にラグはつきものです。何をするにしても数ミリ秒から数十ミリ秒程度遅れが出てしまいます。

 

しかし5Gは1ミリ秒以下の遅延に収まるよう設計されているため、ほとんど遅れが無い状態でコンテンツ等を楽しめます。この超低遅延性は医療などの分野で本領発揮できるものとされており、遠隔操作による手術などでも活用できるのではないでしょうか。

 

3つ目は「多数接続性の向上」

 

皆さんも体験したことがあるかもしれませんが、花火大会などのイベント会場ではスマホでの通信に遅れが生じてしまうことがあります。

 

4Gでは1つの基地局に対し接続できる人数に限りがあるため生じてしまう問題なのですが、5Gでは接続できる人数が大きく増えるため、ネットワークの混雑を防げます。これも4Gとの大きな違いといえるでしょう。

 

2、5GとWi-Fiの違い

 

では5GとWi-Fiの違いはなんでしょうか。基本的には“変わらない”と思っていて結構です。実は4GまではWi-Fiに劣る部分がありました。それは通信性能です。

 

4Gの最大速度は1Gbps、そして遅延性もあったためWi-Fiと比較すると優位性は“外でも使える”程度でした。しかし、5Gはそれらの問題を解消しており通信性能は同等レベルといえるでしょう。また、Wi-Fiはすでに広く普及されている技術で、多くの方が使っています。

 

4Gでは「使いすぎてしまえば速度制限がかかってしまう」ことがありましたが、5Gに移行したあとでも同じような制限が課せられるはずです。それを回避するためにはWi-Fiの利用が必要で、相互補完関係といえるでしょう。

 

使い勝手では5Gに優位性がある

 

Wi-Fiを使うにはアクセスポイントを設置しなければならず、すでに設置されていても速い速度でWi-Fiを使うためには最新のアクセスポイントに適切に切り替えていかなければいけません。

 

しかし、アクセスポイントを適切に切り替えることは簡単ではないため、手軽にインターネット環境を楽しめるという点で考えると5Gの方に優位性があるといっても過言ではありません。

 

3.生活の中での5G活用例

 

例えば「自動運転技術」にも5Gを活用する予定です。ソフトバンクはすでに5Gネットワークを使ったトラックの自動運転実験を行い成功しています。

 

この実験では、先頭車両だけドライバーが乗車し、後続のトラックが5Gネットワークを使って先頭の動きを把握し追従できるかを確認するものです。実用化されれば、人手不足のトラック業界では人手不足や労働環境の改善できると期待されています。

 

また後述するIoT技術が発達し、スマートホームがもっと身近になるかもしれません。冷蔵庫、テレビ、エアコン、鍵などのすべてをインターネットに接続し、外出先のスマートフォンから操作することで、あらゆることが可能になります。例えば外出先からテレビ番組を予約したり、エアコンの電源を入れて帰宅時に快適な温度にしたりと楽しみ方は自由自在です。

 

現在でもすでにスマートホーム構想は進んでおり、Google Homeなどでは音声入力で電気を消すことなどもできます。しかし、Wi-Fi環境下でしか使えない弱点が存在します。5Gの導入により、その弱点を克服できるためスマート家電がもっと身近になると考えても良いかもしれませんね。

 

4.IoTとは

 

IoTとは「Intetnet of Things」と呼ばれるものです。“モノのインターネット”と訳されることが多く、モノがインターネットを経由して物事をすると捉えられるでしょう。例えば、最近話題になっている「スマホでトイレの空き状況が分かる」というのもIoT技術のひとつです。

 

センサーがインターネットに接続されているため、空室情報をサーバーに送信し、手元にあるスマホで閲覧できる、簡単にいえばそんな仕組みです。また、IoTは農業分野でも実際に活用されています。

 

農作物を育てるにあたり、水やりや肥料を与えることは必須です。従来であれば、人の目で確認をして水をあげたり肥料をあげたりしていましたが、IoTを導入により日照量や土壌の状況を確認、そして適切な量を与える自動システムが開発されました。

 

このようにIoTは人々の生活を豊かにする手伝いをしてくれるシステムです。今後もさまざまな分野に進出するといわれており、さらに研究が進んで今以上のことができる可能性を秘めている分野といっても良いでしょう。

 

5.5Gが必要になった背景

 

現状、4Gでも事が足りているのですが急ピッチで5Gの整備が進められています。その背景には“多様化”が挙げられています。今までは、携帯電話向けを前提にネットワークの整備が進められていましたが、IoT技術が発達したことを受け、ネットワーク回線を使用する機器が大幅に増えつつあります。

 

もし、IoT技術がさらに発達していった場合、4Gネットワークだけでは十分な能力を発揮できません。また、“遅延性”の問題も挙げられます。先にご紹介したように4Gではわずかながら通信にラグが発生します。

 

しかし、5Gであれば遅延性も解消できるため、そういった面からも5Gが期待されているのです。5Gの本格運用が始まり、もっと身近なものになれば人手不足を解消できるほか、働き方改革で働き方の多様化がもっと進むとも考えられますね。

 

5G誕生までのインターネットの歴史

 

5Gとは、「5th Generation」の略称です。Generationは世代を表す英単語なので、5Gは5世代目を意味します。まずは軽く世代を振り返ってみましょう。

 

◇1G

1世代目(1G)は1970年代後半から1980年代前半にかけて商用化されたセルラー方式のアナログ無線電話です。このサービスが始まったことにより、1980年代後半には持ち運べる電話、いわゆる携帯電話が誕生したきっかけといえるでしょう。

 

◇2G

2世代目(2G)はアナログからデジタルへ切り替わった移行した特徴があります。携帯電話でパケット通信ができるようになったことから、現在のインターネットの前身、iモードが始まりました。

 

◇3G

2Gの頃にパケット通信ができるようになり、多くの人が利用し始めました。それに伴い、パケット通信のより一層の高速化が求められるようになり、開発されたのが3G(3代目)です。また、3G以前は各国や地域によってバラバラだった基準も3Gを国際規格として統一されました。また、3G後半よりスマートフォンが誕生しはじめ、現在の4Gへ移行を始めます。

 

◇4G

スマートフォンの爆発的な普及を見据えて開発されたのが4G、いわゆるLTEといいたいのですが実はLTEは3.9Gと呼ばれる存在です。LTEはパケット通信に特化しており、「高速化・低遅延・多接続」を重視して開発されました。その後、高音質で電話ができる技術「VoLTE」が開発されました。

 

本当の4Gは「LTE-Advanced」と呼ばれるものです。日本では各キャリアがCA(キャリアアグリゲーション)を開始して以降、本来の4Gが活用され始めています。しかし、3.9世代のLTEも4Gとして扱われているため、特に差はないと考えても良いでしょう。

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