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5G対応のスマホ販売はいつから?

2020年、いよいよ携帯キャリア3社が5Gを開始させました。

  • ドコモ:3月25日
  • au:3月26日
  • ソフトバンク:3月27日

 

5Gサービスが開始されましたが、、まだピンと来ない方も多いと思います。

  • 各キャリアの5Gサービスや料金を知りたい
  • 5G対応の端末にはどんなものがあるのか

そこで今回の記事では、5Gスマホの料金をドコモ・ソフトバンク・auの3社で比較します。

 

各キャリアの5Gサービスが簡単にわかるので、ぜひご覧ください。

 

 

1. そもそも5Gとは?

「第5世代移動通信システム」のことです。

 

5Gを簡潔にいうと、「4Gよりも進化した無線通信システム」のことです。

 

日本では、2014年から企業74社や専門家14名で構成される「第5世代モバイル推進フォーラム」が設立して、5Gの技術開発や標準化について取り組んでいました。

 

5Gの特徴

5Gの特徴

 

その特徴は、大きく3つあります。

  • 高速大容量
  • 低延滞
  • 多数同時接続

スタート当初は幅広い場所で使えるわけではなく利用も限定的ですが、今後は少しずつ進化していくでしょう。

 

上記3つの特徴について、下記で簡単に説明していきます。

 

5Gの特徴@:高速大容量

5Gなら、大きなデータを速く送受信できます。5Gの周波数は、4Gよりもさらに広い帯域幅だからです。

 

5Gのイメージ

引用:ドコモ公式サイト

 

通信速度だけを比べた場合、4Gの最大通信速度が1.2Gbpsほどであるのに対して、5Gは最大で20Gbpsになるといわれています。

 

高速大容量が可能になると、VRや3D映像といった容量の大きなデータを快適に視聴できるようになります。

 

高速大容量であることが、5Gの特徴です。

 

5Gの特徴A:低延滞

5Gは、4Gまでの課題であった「延滞」が解消されます。

 

単に無線通信方式が改良されるだけでなく、基地局などを端末に近い場所へサーバーを置くことで、端末とサーバー間の往復延滞が減るからです。

 

イメージ図

5G 低遅延

 

オンライン対戦のゲームなど、離れた場所にいるユーザー間でもリアルタイム性の高いやり取りができるようになります。

 

低延滞であることも、5Gの特徴のひとつです。

 

5Gの特徴B:多数同時接続

5Gなら、多くの通信機器を同時に接続させることができます。

 

基地局1台から同時に接続できる端末が大幅に増やせるので、さまざまなものをインターネットに接続することが可能です。

 

5G 同時多数接続

引用:NTTデータ公式サイト

 

また、従来はスマホやPCぐらいしかインターネットにしか接続できませんでした。

 

5Gが普及すると、家庭にあるデジタル家電や白物家電、センサーまでもネットワーク接続できるようになります。

 

たとえば、起床前にエアコンが部屋を温めてくれて、起床時には自動でカーテンが開いたりコーヒーが注がれたりします。

 

多数同時接続であることも、5Gの特徴です。

 

2. 3大キャリアのデータ無制限で利用する条件

各キャリアともにインターネットの利用を無制限にすることができますが、条件を満たす必要があります。

 

ソフトバンク

無制限の条件:動画・SNS限定

  • 4Gの大容量プランである「動画SNS見放題」を、5Gでも継続します。

 

au

無制限の条件:スマホ限定

 

無制限プラン以外では、「利用した分だけ料金が上がるプラン」や、ネットフリックスなど「動画アプリを付帯させた上位プラン」もあります。

 

ドコモ

無制限の条件:期間限定

 

国内における「データ量無制限キャンペーン」により、4Gも5Gもテザリングを含めてすべて完全に無制限です。

 

2-1 各キャリアが無制限に慎重になる理由

完全無制限で提供したものを、途中から中止にすることは難しいからです。

 

早い話が、各キャリアは無制限のサービスがどれだけ使われるか予想できていません。インターネットの普及による生活の変化は、目まぐるしいものがあるからです。

 

たとえば、今後はモバイル回線の普及により通信機器の接続台数が増えたり、テレワークの普及でビデオ会議が増えたりすると使用量は大きく増えます。

 

加えて、ライブ動画のアップロードを続けたりWindows Updateなど見えないところで動作する処理があったりすることも、通信事業者の悩みの種なのです。

 

ドコモの無制限プランは期間限定であることから、負荷テストの意味合いも兼ねているのでしょう。

 

3. ドコモの5G利用料金・特徴・対応端末など6項目

5G対応スマホでできる事

 

まずは、ドコモ5Gを6つの項目別にご紹介します。

  1. 利用料金
  2. 5G料金プランに関する評判
  3. 対応端末
  4. 利用可能エリア
  5. 利用に関する注意点
  6. ドコモ5Gの特徴

下記から、詳細をみていきましょう。

 

3-1 ドコモ5Gの利用料金

ドコモ5Gの利用料金は、以下のとおりです。

 

プラン名 データ量の上限 月額料金
5Gギガホ - 100GB 7,480円
5Gギガライト ステップ4(〜7GB) 7GB 5,980円
ステップ3(〜5GB) 7GB 4,980円
ステップ2(〜3GB) 7GB 3,890円
ステップ1(〜1GB) 7GB 2,980円

※5Gギガホはキャンペーン期間中は無制限

 

ドコモ5Gのプランはシンプルで、「5Gギガホ」と「5Gギガライト」の2つだけです。

 

5Gギガホはキャンペーンにより、期間中は無制限で利用できます。

 

5ギガライトは最大7GBまでの4段階制プランで、上限の7GBを超過すると制限がかかって128Kbpsまで低速化してしまいます。

 

3-2 ドコモ5G料金プランに関する評判

 

 

ドコモ5G料金プランに関する評判は、「高い」という声が圧倒的でした。

 

サービス開始直後ということもあって、料金の割高感は否めません。日本の最大手シンクタンクである「野村総合研究所」が2018年度に行った調査によると、ユーザーの6割はスマホ代を「高い」と感じているようです。

 

同時に、3割のユーザーは料金に「納得していない」と回答しています。

 

5G 料金が高い

引用:野村総合研究所

 

つまり、多くのユーザーは「利便性」よりも「料金」や「コスパ」を求めていることがわかります。

 

基地局の設置など、5G普及による投資額によっては更なる値上がりも予想されます。

 

また、サービスが充実していないことから、「すぐに機種変更するほど急いで利用する必要はない」との意見もありました。

 

 

5Gの料金については、今後の動向に注目するしかないようです。

 

3-3 ドコモ5Gの対応端末

サービス開始時に対応する端末は、以下の2機種です。

 

5G 対応スマホ docomo

 

機種名 AQUOS R5G Galaxy S20 5G
通信速度 5G:3.4Gbps/182Mbps 5G:3.4Gbps/182Mbps
4G:1.7Gbps/131.3Mbps 4G:1.7Gbps/75Mbps
カメラ OUT:約1,220万/4,800万/約1,220万画素 OUT:約1,200万/1,200万/640万画素
IN:約1,640万画素 IN:約1,000万画素
内蔵メモリ RAM 12GB、ROM 256GB RAM 12GB、ROM 128GB
ディスプレイ 約6.5インチ 約6.2インチ
バッテリー 3,730mAh 4,000mAh
サイズ 162×75×8.9mm 152×69×7.9mm
重さ 約189g 約163g
発売日 2020年3月27日 2020年3月26日

 


2機種とも4.5GHzと3.7GHz帯の5Gには対応しますが、28GHz帯には対応していません。

 

ただし、バッテリー容量以外の基本スペックではAQUOS R5Gがやや上回っています。

 

今後ドコモ5G用に発売される端末

今後、ドコモ5G用に発売される予定の端末は5機種です。

 

機種名 発売予定日 最大通信速度
LG V60 ThinQ 5G 2020年4月下旬以降 3.4Gbps/182Mbps
Xperia 1 II SOG01 2020年4月下旬以降 3.4Gbps/182Mbps
Galaxy S20+ 5G 2020年5月下旬以降 4.1Gbps/480Mbps
arrows 5G 2020年6月下旬以降 4.1Gbps/480Mbps
Wi-Fi STATION SH-52A 2020年5月下旬以降 4.1Gbps/480Mbps
Galaxy S20+ 5G Olympic Games Edition 2020年6月以降 4.1Gbps/480Mbps

※Wi-Fi STATION SH-52AはモバイルWiFiルーター端末

 

「Galaxy S20+ 5G Olympic Games Edition」は、ワールドワイドオリンピックパートナーであるサムスン電子から発売されます。

 

東京2020オリンピック開催を記念した端末で、6月以降に発売される予定です。

 

3-4 ドコモ5Gの利用可能エリア

ドコモ5Gの利用可能エリアは、以下のとおりです。

 

対応時期 対応エリア
2020年3月末 全国150ヵ所
2020年6月末 全都道府県に導入
2021年3月末 政令指定都市に導入
2021年3月末 500都市以上に導入

引用元:ドコモ報道資料

 

2020年4月時点では、全国150ヵ所の施設でしか利用できません。

 

たとえば、人が多く集まるような球場やスタジアム、駅や空港のほか全国の主要都市にあるドコモショップなどです。2020年6月末には全都道府県に導入されますが、県庁所在地の中心部に限定されます。

 

本格的な全国展開は、2022年以降になるでしょう。

 

3-5 利用に関する注意点

以下は、ドコモ5Gの利用に関する注意点です。

  • 無制限はキャンペーン期間限定である
  • 使える場所が施設などに限定されている
  • 端末は2機種からしか選べない

ただし、上記はあくまでも2020年4月時点での注意点です。

 

今後は5G対応端末の数は増えて使える地域も増えていきますが、現在では利用が限定されてしまいます。

 

3-6 ドコモ5Gの特徴

「5Gギガホ」は通信制限後の速度が速い
「5Gギガホ割」で最大6ヶ月間1,000円割引

 

下記で、簡単に説明していきます。

 

ドコモ5Gの特徴@:「5Gギガホ」は通信制限後の速度が速い

「5Gギガホ」で制限がかかっても、3Mbpsまでしか低速化しません。

 

無制限キャンペーンが終了すると月間容量は100GBになりますが、超過して制限がかかってもほかのプランのように128Kbpsまでは下がらないのです。

 

以下で、各キャリアの制限後の通信速度を比較しました。

 

ドコモ au ソフトバンク
制限後の速度 3,000Kbps 128Kbps 128Kbps

※ドコモのギガホライトは月間7GB超過で128Kbpsまで低速化する

 

キャリア3社で、制限後の通信速度が3Mbpsもあるのはドコモだけであることがわかります。

 

つまり、ドコモなら低速化しても4Gのような使い方なら支障はほとんどないでしょう。制限がかかるほどのヘビーユーザーでも、制限後は他社より快適に利用できます。

 

ドコモ5Gの特徴A:「5Gギガホ割」で最大6ヶ月間1,000円割引

5Gギガホを新規で契約すると、月額料金が最大6ヶ月間1,000円割引になります。

 

加えて、以下の割引を併用できます。

  • みんなドコモ割(3回線以上)
  • ドコモ光セット割
  • dカードお支払い割

すべての割引が適用されると、月額4,480円からの利用が可能です。

 

プラン 5Gギガホ 7,650円
割引 みんなドコモ割 ▲1,000円
ドコモ光セット割 ▲1,000円
5Gギガホ割 ▲1,000円(最大6ヶ月間)
dカードお支払い割 ▲170円
月額料金 4,480円


3人以上の世帯でドコモ光を契約しているなら、ドコモ5Gを安く利用できます。

 

4. ソフトバンクの5G利用料金・特徴・対応端末など6項目

ソフトバンク5Gも同様に、6つの項目に分けてご紹介します。

  1. 利用料金
  2. 5G料金プランに関する評判
  3. 対応端末
  4. 利用可能エリア
  5. 利用に関する注意点
  6. ソフトバンク5Gの特徴

下記から、詳細をみていきましょう。

 

4-1 ソフトバンク5Gの利用料金

ソフトバンク5Gの利用料金は、以下のとおりです。

 

プラン名 データ量の上限 月額料金 5G基本料金
メリハリプラン 動画SNS放題+50GB 7,480円 +1,000円
5,980円(2GB以下) +1,000円
ミニフィットプラン 5GB 7,480円(2〜5GB) +1,000円
5,980円(1〜2GB) +1,000円
3,980円(1GB以下) +1,000円
スマホデビュープラン 1GB 2,480円 +1,000円

※上記は割引を含めない最低料金

 

ソフトバンク5Gプランはシンプルで、従来の4Gプランに5G基本料の1,000円を加えるだけです。

 

ちなみに、4Gのプランも2020年3月12日に新プランへと変更されています。

 

4-2 ソフトバンク5G料金プランに関する評判

 

ドコモ同様、ソフトバンクの利用料金も「高額だから下げてほしい」という意見がありました。

 

また、5Gの料金設定が「他社の様子を見てから決めていることに対して魅力がなくなった」という厳しい声も。

 

 

確かにソフトバンクの5G基本料金無料期間は、iPhone新機種の発売までのタイミングを見計らったものなのかもしれません。

 

ほかには、「5Gの電波は飛んでいないから料金は取れない」という意見もあるなど、やはり厳しい意見が目立つ結果となりました。

 

 

やはり、5Gエリアの拡大や5G対応の端末が増えるまでは何ともいえないようです。

 

4-3 ソフトバンク5Gの対応端末

2020年4月時点で購入できるソフトバンク5Gの対応端末は2機種です。

 

5G 対応スマホ ソフトバンク

 

機種名 AQUOS R5G ZTE Axon 10 Pro 5G
通信速度 5G:3.4Gbps/182Mbps 5G:2.0Gbps/103Mbps
4G:1.7Gbps/131.3Mbps 4G:988Mbps/46Mbps
カメラ OUT:約1,220万/4,800万/1,220万画素 OUT:約4,800万/2,000万/800万画素
IN:約1,640万画素 IN:約2,000万画素
内蔵メモリ RAM 12GB、ROM 256GB RAM 6GB、ROM 128GB
ディスプレイ 約6.5インチ 約6.4インチ
バッテリー 3,730mAh 4,000mAh
サイズ 162×75×8.9mm 73×159×7.9mm
重さ 約189g 約176g
発売日 2020年3月27日 2020年3月27日


通信速度や内蔵メモリでは「AQUOS R5G」が優れていますが、カメラやバッテリー性能は「ZTE Axon 10 Pro 5G」が優れていることがわかります。

 

今後ソフトバンク5G用に発売される端末

今後、ソフトバンク5G用に発売される予定の端末です。

 

機種名 発売予定日 最大通信速度
LG V60 ThinQ 5G 2020年4月下旬以降 未定
OPPO Reno3 5G 2020年7月下旬以降 未定


どちらの端末も、通信速度は未定です。今後は、具体的なスペックなどが明らかになるでしょう。

 

4-4 ソフトバンク5Gの利用可能エリア

ソフトバンク5Gの利用可能エリアは、東京駅周辺の一部エリアに限定されています。

 

5G 対応エリア ソフトバンク

引用:ソフトバンク公式サイト

 

2020年夏以降になると、新宿や品川といった東京の主要駅やお台場にまで範囲が広がる予定です。

 

2020年3月31日からは、大阪府および広島県広島市、千葉県や愛知県の一部も5Gサービスが提供されています。

 

4-5 利用に関する注意点

以下は、ソフトバンク5Gの利用に関する注意点です。

  • 2020年4月時点では2機種しか選べない
  • 使える場所が限定されている
  • 5G基本料金の割引は期間限定

機種の少なさや使える範囲が狭いのは、他社も同じ条件です。

 

対応エリアについては、各社で場所や範囲が異なります。なお、5G基本料金の割引については後述します。

 

ソフトバンク5Gは、上記を踏まえたうえで契約しましょう。

 

4-6 ソフトバンク5Gの特徴

  • 5Gの基本料金が無料(期間限定)
  • 新プランなら動画やSNSが使い放題

 

下記から、詳しく説明していきます。

 

ソフトバンク5Gの特徴@:5Gの基本料金が無料(期間限定)

「5G無料キャンペーン」により、毎月1,000円の5G基本料が無料になります。

 

無料になる期間は2年間で、受付期間は2020年8月末までです。

 

5G ソフトバンク 料金

引用:ソフトバンク公式サイト

 

つまり、5Gスマホ端末があれば2年間は4Gと同じ料金での利用が可能です。

 

ソフトバンク4Gを利用中で機種変更を希望するなら、5Gを安く利用できます。

 

条件を満たせば他の割引も適用される

ドコモの料金プラン同様に、割引を併用することも可能です。

 

適用可能な割引は、以下のとおりです。

 

割引の内容 毎月の割引額
半年おトク割 1,000円
※6ヶ月間
5G無料キャンペーン 1,000円
おうち割 光セット 1,000円
みんな家族割 2,000円
スマホ応援割II 1,000〜1,500円
※ピタットプラン 5Gは適用外

※ピタットプラン 5Gは適用外

※スマホ応援割:上位プランになるほど割引率が上がる

 

ただし、スマホデビュープランは「おうち割 光セット」など併用できないサービスもあります。

 

同プランの契約を検討している人は、注意してください。

 

ソフトバンク5Gの特徴A:新プランなら動画やSNSが使い放題

「メリハリプラン」対象の動画やSNSなら、5Gでも使い放題です。

 

対象に含まれていないものは使い放題ではありませんが、YouTubeやInstagramなど広く普及しているコンテンツの多くはカバーされています。

 

5G ソフトバンク 料金

引用:ソフトバンク公式サイト

 

対象の動画やSNS以外は50GBの上限はあるものの、インターネットの利用で多いのが動画やSNSなので、実質の使い放題といえます。

 

しかも、月間の使用量が2GB以下なら自動的に利用料金が1,500円割引されます。

 

ただし、時間帯によっては制限がかかる場合もあることを知っておきましょう。

 

5G ソフトバンク 制限

引用:ソフトバンク公式サイト

 

SNSや動画の利用が極端に多いなら、「メリハリプラン」がお得になることもあるでしょう。

 

5. auの5G利用料金・特徴・対応端末など6項目

最後に、au5Gも各項目ごとにご紹介します。

  1. 利用料金
  2. 5G料金プランに関する評判
  3. 対応端末
  4. 利用可能エリア
  5. 利用に関する注意点
  6. au5Gの特徴

下記から、詳しく確認していきましょう。

 

5-1 au5Gの利用料金

au5Gには、4種類のプランがあります。

 

プラン名 データ量 月額料金
データMAX 5G ALL STARパック 通常(80GB) 11,500円
〜2GB 9,670円
データMAX 5G Netflixパック 通常(60GB) 9,650円
〜2GB 8,170円
データMAX 5G 通常(30GB) 8,650円
〜2GB 7,170円
ピタットプラン 〜7GB 7,150円
〜4GB 5,650円
〜1GB 4,150円

※()はテザリングや国際ローミングを利用した場合の容量

 

ピタットプランはライトユーザー向けのプランで、月間の通信容量によって料金が変動します。

 

ほかの3種類のプランは月間の通信容量2GB以下なら、月額料金が安くなります。

 

最上位プランの「データMAX 5G ALL STARパック」以外の料金は、従来の4Gプランに1,000円が加算されたイメージです。

 

なお、「データMAX 5G ALL STARパック」は2020年6月以降の提供予定です。

 

5-2 au5G料金プランに関する評判

au5Gの料金についても、ほかの2社同様に「高い」という意見がほとんどでした。

 

そもそも5Gに繋がらないのに5Gの料金が請求することに対して、多くのユーザーは「納得できない」と感じているようです。

 

 

割と大きな都市でも、エリアによっては繋がりません。

 

また、4Gは月間の容量に上限がありましたが、5Gは上限を定めるのではなく使い放題の定額にして欲しいという声もありました。

 

 

また、家族がいる人は安く利用できても家族のいない独身者は安く利用できないことに不満を持つユーザーも。

 

 

4Gプランにもあった「一人割」を、5Gプランにも適用されるのを待つしかなさそうです。

 

5-3 au5Gの対応端末

2020年4月現在、購入できるau5G対応の端末は2機種です。

 

5G au 対応スマホ

 

機種名 AQUOS R5G Galaxy S20 5G
通信速度 5G:3.4Gbps/182Mbps 5G:3.4Gbps/182Mbps
4G:1.7Gbps/131.3Mbps 4G:1.7Gbps/75Mbps
カメラ OUT:約1,220万/4,800万/1,220万画素 OUT:約1,200万/1,200万/640万画素
IN:約1,640万画素 IN:約1,000万画素
内蔵メモリ RAM 12GB、ROM 256GB RAM 12GB、ROM 128GB
ディスプレイ 約6.5インチ 約6.2インチ
バッテリー 3,730mAh 4,000mAh
サイズ 162×75×8.9mm 152×69×7.9mm
重さ 約189g 約163g
発売日 2020年3月27日 2020年3月26日


2020年4月現在では、ドコモと同じ端末がラインアップされています。

 

今後au5G用に発売される端末

今後au5G用に発売される端末は、以下の5機種です。

 

機種名 発売予定日 最大通信速度
Xperia 1 II SOG01 2020年5月以降 3.4Gbps/183Mbps
Galaxy S20+ 5G SCG02 2020年5月下旬以降 4.1Gbps/481Mbps
OPPO Find X2 Pro OPG01 2020年7月以降 未定
ZTE a1 ZTG01 2020年7月以降 2.1Gbps/183Mbps
Mi 10 Lite 5G XIG01 2020年7月以降 未定


今後発売される端末は、高価格帯から中価格帯まで用意されています。

 

5-4 au5Gの利用可能エリア

au5Gの利用可能エリアは、15都道府県の「特定箇所」のみです。

 

都内の対応エリアは、以下のマップを参考にしてください。

 

5G au エリア

引用:au公式サイト

 

スタート開始直後ということもあって、エリアはかなり限定的です。

 

線や面というよりも、「点」で広がっていることがわかります。

 

2020年夏からは全都道府県の主要都市に展開して、2021年3月には10,000局、2022年3月には20,000局超えの基地局を設置する予定です。

 

5-5 利用に関する注意点

以下は、au5Gを利用するときの注意点です。

  • 2020年4月時点では2機種しか選べない
  • 使える場所が限定されている
  • 「データMAX 5G ALL STARパック」は6月以降の提供
  • 「5Gスタート割」は8月31日まで(後述)

 

機種の少なさや対応エリアの狭さは、3社とも共通です。

 

プランや割引によっては期間が決まっているので、加入や利用のタイミングには注意してください。

 

5-6 au5Gの特徴

  • 複数の割引を併用できる
  • 人気エンタメコンテンツがセットになっている

下記から、詳しくみていきましょう。

 

au5Gの特徴@:複数の割引を併用できる

auも、ほかの2社同様に複数の割引を適用できます。

 

5Gに適用される割引は、以下の5種類です。

 

割引の内容 毎月の割引額
5Gスタートキャンペーン 1,000円(25ヶ月間)
2年契約N 170円
auスマートバリュー 1,000円
家族割プラス 500円/1,000円/2,020円
auの学割 以下を参照

※ピタットプラン5Gは家族割プラスの月額2,020円の対象外
※au学割はデータMAX 5G ALL STARパックには適用されない

 

5Gスタートキャンペーンは、2020年8月31日加入分まで適用されます。

 

家族割プラスは、従来の家族割に「4人以上」の割引(2,020円)が追加されています。

 

auの学割が適用されたときの特典内容
プラン 特典内容
ピタットプラン 5G

申し込み当月から1GB増量
翌月から12ヶ月間1,000割引

データMAX 5G/5G Netflixパック
※25歳以下対象

申し込み翌月から6ヶ月間1,000円割引


auの学割は、プランによって特典内容が異なります。それぞれ細かい期限や条件があるので、検討中なら窓口に相談するといいでしょう。

 

au5Gの特徴A:人気エンタメコンテンツがセットになっている

 

上記プランは、人気エンタメコンテンツが使い放題です。

 

データMAX 5G ALL STARパック データMAX 5G Netflixパック
データ通信使い放題+4つのコンテンツ データ通信使い放題+2つのコンテンツ
Netflix(ベーシックプラン) Netflix(ベーシックプラン)
Apple Music TELASA
YouTube Premium
TELASA

※テザリングや国際ローミングの利用は使い放題ではない(容量は料金プランの項を参照)

 

動画の利用が多い人は、コンテンツがセットになったプランなら存分に楽しむことができます。

 

6. 5Gスマホのメリット・デメリット

5Gスマホのメリット・デメリットを、以下にまとめました。

 

メリット

  • 4Gと変わらない料金で利用できる
  • 無制限で利用できる
  • エリア内ならSNSや動画がサクサク楽しめる
  • いち早く5Gを体験できる

 

デメリット

  • 5G対応の端末は少ない
  • 5G本来の通信速度は発揮できない
  • 対応エリアが狭い
  • いつ無制限が終わるかわからない
  • 割引が終わると料金は割高
  • 本格的な実用化までは遠い

 

デメリットの方が、やや多くなっています。

 

7. 【5Gのスマホ】今は買いか?

私の個人的な意見では、「今は買い」とは思えません。

 

対応エリアが狭すぎることや、対応端末が少ないことが理由です。

 

しかし、5Gスマホはモバイル端末でありながら使い放題で通信速度も速いので、一部のヘビーユーザーならお得に利用できるでしょう。

 

キャリアも無制限を続けるか判断しているような状況なので、今後の動向次第では5Gをお得に利用できるかもしれません。

 

ただし、5Gの乗り換えを検討しているなら割引の適用が期間限定になっていることもあるので、タイミングには注意してください。

 

スマートフォンが5Gに対応すると聞くとワクワクする方も多いでしょう。5Gに対応しているスマートフォンの発売は2019年前半といわれています。すでに2018年12月の段階で各メーカーがモデル機をリリースしており、それに合わせて発売への準備が進んでいます。

 

なお日本では5G対応スマホの発売予定はありません。その理由は「まだ設備が整っていないから」です。

 

設備が整っていなければ5G対応スマホを発売しても需要は少ないでしょう。発売して時間が経てば、他の部品の性能が上がり発売済の端末は型落ちモデルになりかねません。そうすればメーカーは多額の損失を被ってしまいます。

 

そういった観点から日本ではまだ5G対応スマホが出ていないのです。ただし、Xperiaが対応するのでは?という噂もあり2月下旬に開かれるMWCにて発表があると期待されています。

 

日本では5Gの商用化は2020年春といわれており、プレサービス開始は2019年9月あたりを予定しています。なおプレサービスは、一部の地域のみを対象としていますが都市部だけではなく、地方も対象として稼働するようです。

 

 

5Gスマホへの買い替えは必要?

 

5Gを使いたいのであれば、5Gに対応した部品をスマートフォンが搭載している必要があります。例えば、5Gに対応しているSnapdragon855というCPUを積んでいても、X50と呼ばれるモデムを併せて搭載していなければ5Gは利用できません。もし、今後リリースされるスマートフォンがSnapdragon855を搭載していてもX50を搭載していなければ5Gは使えないことになります。

 

ではiPhoneはどうでしょうか。まだiPhoneに関する情報はあまり多くなく推測になってしまう部分もありますが、「すぐに5G対応iPhoneは出ない」と考えておくと良いでしょう。日本でLTEサービスが始まったとき、iPhoneはまだ対応していませんでした。

 

LTEサービス開始1年後にようやくiPhoneでも対応が始まったくらいです。もしかするとApple側はLTEによる不具合等を十分に検証してからLTE対応iPhoneを市場に投入している可能性が高いので、今回も同様の対応になるのではないでしょうか。

 

また、いち早く5Gを体験したいという想いが強くないのであれば、すぐに5G対応スマホを買うことは辞めておくと良いでしょう。スマートフォンは市場に製品が投入されて実際にユーザーが使ってから不具合などが出て、初めて次の機種で修正される傾向が高いです。

 

そのため、いきなり5G対応スマホを買っても不具合等で使い物にならなければ、大金を損してしまうことになりかねません。各社ともに不具合が少ないよう努力をしているとは思いますが、やはりユーザーの使い方までは想像して検証できないため、思わぬところで不具合が出てしまいがちです。

 

快適にスマホを使うためにも5G対応後にすぐに機種変更をするのではなく少し様子見をしても良いのではないでしょうか。

 

5G対応スマホで何ができる?

◇高速通信が楽しめる

 

5G対応スマホなら高速通信が楽しめます。現行の4Gでも十分に早いのですが5Gであれば最大20Gbpsというスピードが出ます。光回線の主流は1Gbps(1,000Mbps)なので光回線の20倍、現行LTEの100倍もの速度がでます。

 

5Gは4Gで使っている周波数に加え、帯域幅の広い6GHz以上の周波数を利用します。分かりやすく言えば、現在の4Gが3車線道路、5Gは6車線だとします。同じ通行量でも4Gより5Gの方が、道が広く分散されるので早く目的地までたどり着けますよね。

 

この原理を利用したのが5Gです。実際にスマホで20Gbpsまで出るかといわれると、おそらく制限されてしまうので、そこまでのスピードは出ないはずですがそれでもLTEと比較したら早いでしょう。これだけ早い速度が出るのであれば、大容量データをスムーズにダウンロードしたり、オンラインゲームを遅延なく楽しめたりするはずです。

 

◇多くの人が接続しても問題なし

 

現行の4Gでは1平方キロメートルの中で10万台までしか接続できないルールになっています。しかし5Gになれば100万台まで接続できるようになるので、渋谷や新宿などといった混雑地域でもストレスなくインターネットが楽しめるようになるでしょう。

 

さらに人が密集するイベントでもスマホがうまくインターネット繋がらずイライラした経験がある方も居るはずです。そういった場面でも5Gは大いに活躍し、ストレスなくスムーズな通信を楽しめるでしょう。

 

◇省電力化が進む

 

スマホで動画を再生したり、インターネットサーフィンをしたりしているとバッテリーの減りが早いということはありませんか?インターネットに接続している間、スマホのバッテリーは常に消費されており、大容量コンテンツをダウンロードしてしまうと一気に減ってしまうこともあります。

 

5Gでは消費電力に対し、大容量通信が可能になったため、省電力でインターネットが楽しめるようになりました。いわゆる“効率化”が進んだといえるでしょう。これであれば、バッテリーが少なくなってもすぐに充電する必要はなく、インターネットが楽しめますね!

 

5G割り当てスケジュール

 

総務省は5G電波の割り当てを2019年4月10日に決定することを明らかにしました。まずはドコモ・au・Softbankに割り当てが行われる予定です。また2019年10月にスタートを予定している楽天も電波が割り当てられるのでは?といわれており注目材料のひとつといえるでしょう。

 

5Gの開設指針では、華為技術(ファーウェイ)の製品を事実上排除することを求める項目を盛り込んでおり、各事業者はその指針をもとに設備の更新等を急ピッチですすめるものとみられています。また3月13日には5Gをどのように活用するのかなどの計画内容のヒアリングを予定しており、この内容によって割り当てられる電波が決まるようです。

 

日本では電波の公平かつ能率的な利用を確保することを目的に、総務省が周波数の管理を一括で行っています。今回、5Gという新しい周波数を割り当てるにあたり、各事業者から本当に必要なのかなどのヒアリングを経て、免許交付(割り当て)が実施されているのです。

 

心配な点は格安スマホを運営している会社

 

現在、au・ドコモ・ソフトバンクから電波を借りる形で運営されていますが、今後、5Gが始まると今まで通り電波を借りられるのかなど不安点もあるでしょう。現在のところ、そういった情報は出回っていませんが、場合によっては貸出が無いかもしれません。

 

格安スマホを運営する事業者の中には2年縛りを求めてくる事業者も居ます。したがって、今、格安スマホに乗り換えを考えており、5Gが始まったら移行したいのであれば、2年縛りがない事業者への乗り換えを検討した方が得策かもしれませんね。

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