NURO光の代理店の勧誘・営業手法
更新日:2019年3月22日
NURO光はテレビCMで見かける機会も増えてきましたが、新規顧客開拓の勧誘電話や営業が来ることがあります。
NURO光はSo-netのサービスですので、フレッツ光などでSo-netを使っている方にはSo-netから営業が来る事もあるようですが、So-netとは別の会社(販売代理店)がNURO光の販売委託を受けて独自に電話勧誘の営業等を行っているケースが多いようです。
販売代理店の営業手法と実例
代理店の社名を明かさずNTTやKDDIを装ってモデム交換名目で契約を取ったり、支払先が変わりました等のグレーな手法を使う代理店もあったようですが、2019年現在ではNURO光側が販売代理店の勧誘手法や営業トークの管理を徹底しているようで、グレーな勧誘を取り締まりを強めているようです。
ただ、下記のように代理店による電話勧誘はまだ行われていますので、NURO光に限らず光回線の勧誘電話や訪問営業があった際は注意しましょう。
ソネットから、アクトスマートのNURO光の勧誘について、電話が掛かってきた。「質問をしてから、勧誘目的であることを告げたこと」についての回答については、まだ確認中なので回答できないとのこと。
— Beyond@悪徳商法?マニアックス (@a902) 2016年9月15日
フロンティアという会社の #NURO光 の勧誘電話に危うく引っかかりそうになった。
— ENS (@ens_tyo) 2017年9月29日
「『事業統合により』『自動的に』KDDIからSo-netに切り替わりますので、工事日程を...」だって。#KDDI に電話したら「そんなことはない」とのこと。
危なかった。
光回線の販売代理店による勧誘を直ちにやめて欲しい場合は、代理店名と担当者名を確認の上、総務省電気通信消費者相談センターに問い合わせるのが早いです。
逆に勧誘を受けてNURO光てどうなの?と思った方は、私がNURO光を実際に使ってみて感じた事や、契約する前に集めた評判等をまとめましたのでちょっとした参考になるかなと思います。
NURO光(So-net)と代理店の違い
NURO光や運営元であるSo-netと販売代理店は契約関係にありますが、まったくの別会社です。親会社と子会社の関係でもありません。
So-netがNURO光のサービスを提供している会社で、販売代理店はSo-netと提携してNURO光の販売促進やセールス活動を行っているのです。したがって、販売代理店とトラブルが起きたとしても、そのことで直接NURO光が対応することはないと考えて良いでしょう。
悪質な代理店が存在するカラクリとは?
強引な勧誘を行う悪質な代理店が存在するのは、成功報酬であるコミッションフィーが理由です。NURO光の運営元であるSo-netは、販売代理店と契約して加入者を増やしてもらい月額料金などによって収益を上げます。
その代わりに販売代理店は契約数に応じてSo-netから高額の手数料を得る仕組みになっているのです。契約さえ取れれば報酬が得られるため、強引な手を使って勧誘を行う代理店が現れるのです。
成果報酬によるプレッシャーが悪質な勧誘の温床に
NURO光に限った話ではなく、インターネットサービスの代理店は元請け、二次請け、三次請けと何層にも分かれています。
NURO光と契約している正規代理店がさらに代理店と契約し、その代理店もさらに代理店と契約して営業範囲を広げます。代理店は契約が取れなければ収益を確保することができませんから、所属する営業部員に対して強烈な追い込みをかけるよう檄を飛ばすことが往々にしてあります。
そのプレッシャーからが詐欺まがいな方法で契約を取ろうと躍起になってしまうのです。
NURO光の電話営業(勧誘)で契約して損はないのか?
まず前提として、NURO光はNTTの光回線を使っていますが、フレッツ光とは別のサービスですので、フレッツ光を解約してNUROを再契約する必要があります。NURO光の導入工事も必要ですし、フレッツ光を解約する際にフレッツ光とプロバイダの解約手数料がかかる可能性があります。
そこがわかっていて、自宅のインターネット回線が遅く不満がある、そろそろ契約更新の時期という場合でも、他により良い条件で契約できる可能性があるため、その場で契約をせず、条件やキャンペーン等をよく考えてから契約するのがベターです。
同じサービスでも、申し込み先によってキャンペーンや月額の無料期間など特に料金面で差があるのは、NURO光に限らずインターネットの新規契約の場面ではよくある事です。
また、代理店と契約をする際はトラブルが起こる可能性も考えて、契約する場合は契約内容を詳細まで確認しましょう。販売代理店を利用する際の注意点、確認点を実例を交えて説明
勧誘を受けた代理店以外の申し込み先も検討したい
前述の通り、電話営業(勧誘)があったとしても、一度よく考えてから契約する事に私はしています。特に、代理店との契約となると、キャッシュバックに条件がついたり、契約面で不透明な部分があったりで、しっかり話を詰めておかないと契約後にトラブルになる可能性が高いです。
私自身も複数社の代理店の営業を受け、その会社のホームページ等を確認しましたが、電話営業で代理店と契約するより、NURO光の公式サイトから契約した方が料金的にメリットがありました。
代理店と契約する前に知っておくべき2つの事
1、代理店のキャッシュバックの落とし穴
代理店の最大OO円キャッシュバックしますというのは、有料のオプション契約や、他のサービスと同時に申し込んだ場合の金額となり、オプション料金等を差し引くとNURO光公式サイトよりもキャッシュバック金額が少ない状況でした。
販売代理店は、基本的にキャシュバック総額〇〇万円という売り文句で勝負に来ますが、ほぼ全ての代理店がキャッシュバックを全額もらうには、オプション契約が必要であったり、友人の紹介など全額もらうのが難しかったり、全額もらえても同時に契約するオプションの月額がかかり、キャッシュバックのほとんどが削られます。
その結果、キャッシュバック総額ではSo-netの3万円を大きく超えていても、実際にオプション料金を差し引いた金額は3万円に届かないというパターンです。NURO光公式サイト&各代理店のキャンペーンと受取条件一覧表
街角等での勧誘も行われていますが、新宿駅で私が聞いた感じですと、料金や契約期間は変わりませんが、キャッシュバック金額が2万円とNURO光の公式サイトから申し込むより1万円安かったです。
キャッシュバック金額に色々混ざっているパターン
現在、So-netではキャッシュバックの他に、月額の割引、工事料金を実質無料などのキャンペーンを行っています。NURO光(So-net)と契約していいる販売代理店は、So-netの負担でそれらのキャンペーンを行う事ができるわけですが、
一部の代理店の中には、今契約すると月額1,334円割引(工事費実質無料)や、キャッシュバックをつけますという売り方をするところもありました。
前述したとおり、NURO光はプロバイダのSo-netが料金を負担して、工事費を30ヵ月で割った1,334円を毎月の利用料から割り引いています。ですので、「今だけ割引」と言われても、そのキャンペーン内容はSo-netと同じだったりします。
また、代理店によっては、月額の1,334円割引×30ヶ月分を「キャッシュバック」料金に加えてキャッシュバック金額を高く表示しているところもありました。
2、トラブルが起こりやすい4つのポイントと確認すべき事
キャンペーンに魅力を感じて販売代理店経由でNURO光を契約する時は、キャンペーンを受け取れる条件を細部までしっかり話をして確認したいところです。
また、契約後に契約内容に関するトラブルが起こらないように、代理店から受け取る書面には必ず全て目を通し、代理店の営業の方が話していて違和感を感じる場面があったら書面にし、営業マンの方の捺印をとっておくといいでしょう。
代理店との契約時に、特にトラブルが起こりやすいポイントは以下の4つです。
- キャンペーン特典の受取条件
- NURO光の解約方法
- NURO光 解約時に発生する手数料
- オプション契約の解約方法と手数料
NURO光は解約したが、キャンペーンの受取条件として契約したオプション契約の解約ができておらず料金を払い続けていたり、オプション契約の解約にも利用期間の縛りがあって解約時に手数料を取られたなどはよくあるパターンですので細心の注意を払いましょう。
ちなみにNURO光の公式サイトから直接申し込んだ場合、NURO光の契約のみでオプション契約は不要です。
電話をしてきている法人名と代理店コードを確認しておくとベター
販売代理店コードを聞いておけば、So-netの正規代理店かどうかをSo-netに問い合わせる事で簡単に確認ができますし、トラブルが起こり、代理店の対応が悪かった時などはSo-netに直接問い合わせる事ができます。
本家のSo-netではなく代理店だった場合、契約面でのトラブルが起こった際に、どこへ問い合わせをすればいいか等も明確にしておきましょう。
正規代理店以外との契約はリスクがありますので、私個人の意見ですがおすすめできません。正規代理店でもキャッシュバックの金額が過大に表記されていたり(満額もらうには有料のオプション契約が必要など)する事もあります。
特にインターネットの契約、解約になれていない方は、大手で安心感がある本家のSo-net(NURO光公式サイト)から申し込む方が無難だと思います。
悪質な代理店と契約した場合の解約方法
- 「あまりにもしつこくて根負けして契約してしまった」
- 「家族が勧誘に引っかかり加入手続きを済ませてしまった」
このような場合でも、契約を無効にすることは可能です。NURO光では、回線の工事を行う前であれば申し込みをキャンセルすることができます。キャンセルの申し込みは、勧誘してきた代理店を経由する必要はありません。NURO光サポートデスクに電話して「キャンセルします」と言えば、簡単にキャンセルできます。
NURO光サポートデスク
- 電話番号:0120-65-3810
- 営業時間:9:00〜18:00(メンテナンス日と1月1日、2日を除く)
工事が済んでしまうとキャンセルではなく、解約扱いとなり、工事費や違約金が発生するので注意が必要です。不本意な加入に関しては迅速に対応するようにしましょう。
キャッシュバックキャンペーンに関するトラブル事例
代理店が掲げる高額キャッシュバックの裏側
NURO光では公式サイトで3万5,000のキャッシュバックを行っていますが、代理店のサイトを見ると8万円キャッシュバックなど公式をはるかに超えるキャッシュバックを行っている店舗があります。一見すると魅力的でつい加入したくなってしまいますが、高額還元には往々にして裏がありますので注意が必要です。
総額表示で高額に見せている
一見公式サイトよりも高額のキャッシュバックであるように見えつつ、実際の金額はそれほど変わらないというケースがこれです。公式サイトでは基本工事費の4万円が実質無料になるキャンペーンを行っており、ほぼすべての代理店でもこの特典を利用できます。この4万円の金額を代理店オリジナルのキャッシュバックと金額と合算して「○万円キャッシュバック!」と謳うのです。
オプション加入が必須
キャッシュバックの条件をよく確認すると、光回線だけでなくオプションにも加入する必要があるというケースがよくあります。大抵の場合オプションは月額制の継続サービスとなりますので、長期的に考えればむしろ損をしてしまう可能性があるのです。元々つける予定だったオプションなら良いのですが、そうでない場合はしっっかり考え直すべきでしょう。
受け取り条件がシビア
キャッシュバックを受け取るには、サービス利用開始から1年後の1週間以内に所定のページから手続きを行わなければならず期限以外の手続きは完全に無効、といった厳しい条件を設けている代理店も存在します。受け取り条件を厳しくすることで、キャッシュバックを逃す人が多数現れるため、少数の人に高額キャッシュバックを渡したとしても代理店は利益を確保できるのです。
代理店への紹介が条件
高額キャッシュバックの条件に、ほかの人を代理店に紹介するというケースもあります。1人紹介したらキャッシュバック金額を1万円増額というようなシステムにしているのです。営業のプロである代理店でも強引な勧誘を使う業者がいるほど加入者を確保するのが難しいのがセールスです。
たとえ知人を紹介するとしても難しいことは想像に難くありません。場合によっては人間関係に問題が生じる可能性もあります。
当日申し込みが条件
代理店サイトの中には「当日申し込みでキャッシュバック増額」という条件を設けているところも多いです。この「当日」というのはサイトの問い合わせフォームから問い合わせた日のうちに申し込むという意味です。
魅力的なキャッシュバックと時間制限を設けることで契約まで結びつけようとする狙いがあります。中には、折り返し用に登録した電話番号にかけてきて、この通話中に申し込まなければキャッシュバックが適用されないと半ば強要する代理店もあるほどです。
代理店で契約する際のトラブル例
最後に、当サイトでNURO光代理店で契約した際のトラブル例をご紹介します。
キャッシュバックの申請期間が短かった
代理店を通しての申し込みでしたが、キャッシュバックしていただきました。ただ申請期間が短く、利用開始から数カ月後と、これは忘れるのを狙ってわざとそうしているのかな、とやや不信感を覚えた。
詳しい説明がなかった
契約は私が直接代理店に出向いたのではなく、訪問セールスでした。料金が安くなる、スピードが早い等、良い話が多かったのでその場で契約しました。詳しい説明はなく、ノルマ達成出来れば良い感じでした。当時のキャンペーンは覚えておりませんが、キャッシュバックはしていただきました。料金については特別安いわけでもなく普通だと思います。ただ料金明細が細すぎてとても見にくかったです。
公式サイトの方が好待遇だった
キャッシュバックにつられて入会するも、後で調べたら公式の方がキャッシュバックが多かった。代理店ではなく公式でやればと後悔した。
大抵の場合、勧誘による契約では冷静に判断することができません。ですから、勧誘を受けたら一度時間を取って冷静に考えるようにしましょう。その場で決めないと特典が受けられないと説明する業者とは契約しない、といった割り切りも大切です。
NURO光代理店の勧誘手口
NURO光の代理店によるセールスは電話勧誘によるものが一般的です。悪質な代理店は、あの手この手を使って言いくるめてきますので注意しなければなりません。特によく聞かれるセールストークをまとめましたので参考にしてみてください。
今より安くなる
NURO光の料金は他と比較しても低価格であることが魅力ですが、甘い言葉で勧誘してくる業者には十分注意する必要があります。安さを売りにして契約に持ち込ませ、その際に「これもあった方が便利ですよ」などとオプションを追加してくることがあるからです。営業のプロは言葉巧みにセールスするため、押しに弱い人だと抗うことが難しいでしょう。
今より速くなる
「今の回線より絶対に速くなりますよ」とこちらの通信速度を測定したわけでもないのに速度の向上をうたい文句にしてきます。そもそも、通信速度は回線だけでなく、時間帯や環境によって常に変動します。「絶対に速くなる」と確証を持つことはどの光回線業者でもできません。この台詞が出たら悪質な代理店だと考えて良いでしょう。
今使っている回線がなくなる
はじめに電話口で利用中のインターネットサービスを聞き出し、「もうすぐそのネット回線は使えなくなりますよ」「〇〇と合併しますよ」などと事実とは異なることを告げ、焦っている相手に「こちらのサービスへ切り替えましょう」とセールスを持ちかけます。
モデムを変えるだけで良くなる
「モデムの交換をするだけで速度が改善します」などと、まるで回線を変える必要がないかのような文句でアポイントを取り付けます。実際の訪問時に言いくるめて、最終的にはNURO光の契約書類にサインさせてしまいます。
有名な企業の名前を使う
「NTTから来ました」
「SONYから来ました」
「NURO光から来ました」
といって相手を安心させ、トークに信頼性を持たせて契約に持ち込もうとします。代理店はNURO光と契約関係にありますが、まったくの別会社です。したがって、このように名乗るのは正確ではありません。誠実に自社の名前を名乗らない場合は悪質な代理店の可能性が高いと考えられます。
NURO光の代理店の評判・トラブル事例
NURO光の代理店の評判はどのようなものなのでしょうか。SNS上に寄せられたトラブル事例をご紹介しますので、いざという時に対処できるようこちらも参考にしてみてください。
マシンガントークで煙に巻く勧誘
nuro光、契約しようかと思ってアウンカンパニーなる代理店に電話。マシンガンのような対応と専門用語の羅列回答で、一気に契約する気が失せた。自分が営業してた頃は、誰でもわかりやすいように、なるべく簡単な言葉と適切な速度で話していたなぁと、我ながら自画自賛した。
— minori (@minori_ntr) 2019年3月14日
モデムの交換を装う
相変わらずnuro光の代理店勧誘はクズ。
— つよ (@tsuyopooh) 2017年12月24日
NTTでレンタルしているモデムを交換しますと電話をかけてきて契約変更させる悪質系。
指摘をしても何が問題なのかわからないと惚ける社員。
sony network communicationsはこういう代理店を放置してないで対処すればいいのに。放置のまま。
.@sonynetworkcom
マナーに欠けた対応
たったいま音声不明瞭な勧誘電話。どうもnuro光らしいが、安くなるのに話を聞かないのはなぜかと脅迫まがいで結構ですとでんわをきったら、かんぱつ入れずにまたかかってきた!いまがだめならまたかけなおすといって勝手に切った!びっくりだ。なんだこの代理店。みなさんご注意!
— retaru_kamui (@retaru_kamui) 2017年10月15日
嘘をつく
NURO光の代理店から、「KDDIとSo-netの経営統合により電話とネットが自動的に切り替わります。電話料金が安くなります」と詐欺まがいの勧誘の電話がありました。
— ENS (@ens_tyo) 2017年9月29日
注意喚起をSNSやホームページでぜひともお願いしたい。#NURO光 @au_official
社名を伏せた強引な契約
KDDIを装ったNURO光の勧誘電話がかかってきた(うちの回線はKDDIね)。家人はただ話を聞いていただけなのに、勝手に回線かえられそうになった。契約確認の二度目の電話で私が怒り対応。社名、言えと言ってもいわない。悪徳業者、恐ろしい。こんな代理店のさばらせとくなよSo-net。
— まこりん (@wagamamakorin) 2016年9月17日