NURO光のプロバイダはSo-netのみ
<更新日 4月25日>
NURO光のプロバイダはSo-net1社だけです。NURO光はSo-netがフレッツ光から回線を借りて、独自にサービスを開始した経緯があるためです。
他の光回線ですと、複数のプロバイダから選ぶ事ができるのですが、プロバイダ選びは案外面倒で調べ方が雑だとはずれのプロバイダを引いてしまうリスクも混在するため、一長一短あります。
また、プロバイダを選ぶメリットの80%以上が加入時のキャッシュバックや月額の割引などのキャンペーン絡みです。顧客対応や、回線の安定感などは大手プロバイダであれば、ほとんど差がないのが現状です。
NURO光でプロバイダは選べないが申し込み先は複数ある
上述の通り、プロバイダ選びはある意味キャンペーン選びに近いです。結論から言うと、NURO光(So-net)のキャンペーン内容は他の光回線のプロバイダと比べても頭1つ抜けています。
画像の引用元:NURO光公式サイト
NURO光の場合、プロバイダはSo-netだけですが、申し込む際のキャンペーンがキャッシュバックも含めてSo-netの公式だけでも4種類あります。
また、So-netの公式以外にも代理店が複数社入っており、それぞれ独自のキャンペーンを打っています。私もNURO光を利用中ですが、申し込む際のキャンペーンは代理店も含めて複数社を精査しました。根が凝り性なんです笑
私がNURO光(他の光回線でも同じことをしていました)に申し込む際の下調べの手順や、代理店を利用する際のリスク等はこちらに詳しく書いています。
NURO光 プロバイダ料金込みの月額
NURO光のキャンペーン別の月額料金は下記の表の通りです。
<戸建て・マンションミニ>
キャンペーン | 契約手数料 | 開通月〜3ヶ月目 | 4〜6ヶ月目 | 7〜12ヶ月目 | 13〜24ヶ月目 | キャッシュバック | 2年間合計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
ワンコイン | \0 | \500 | \2,980 | \4,742 | \4,742 | \0 | \95,796 |
月額1980円 | \3,000 | \1,980 | \1,980 | \1,980 | \4,742 | \0 | \83,664 |
キャッシュバック | \3,000 | \4,742 | \4,742 | \4,742 | \4,742 | \35,000 | \81,808 |
PS4 | \3,000 | \4,742 | \4,742 | \4,742 | \4,742 | \0 | \116,808 |
<マンション(NURO 光 for マンション)>
マンション(NURO 光 for マンション)では、物件内の利用人数で月額料金が変わります。契約手数料は戸建てと同じ3,000円。また、キャッシュバック金額は10,000円、PS4キャンペーンは選ぶ事ができません。
<NURO 光 for マンションの月額料金>
4人 |
5人 |
6人 |
7人 |
8人 |
9人 |
10人以上 |
|
---|---|---|---|---|---|---|---|
月額料金 |
2,500円 |
2,500円 |
2,500円 |
2,400円 |
2,300円 |
2,200円 |
1,900円 |
※表はHands-up会費込みの料金です
マンション・集合住宅に住んでいる方が、マンションミニ(戸建てと同じ料金体系)と、NURO 光 for マンションの2つから選ぶ事ができます。料金はNURO 光 for マンションが安いため、こちらが有利ですが加入の条件が割と厳しいです。NURO光 for マンション 2つの加入条件
NURO光にプロバイダを移動する際の注意点2つ
1、利用中のプロバイダを必ず解約する
現在、例えばフレッツ光を使っていてこれからNURO光に乗り換える際は、フレッツ光だけでなく、利用中のプロバイダも一緒に解約しましょう。フレッツ光は解約したが、プロバイダの解約を知らなくてプロバイダ料金を払い続けているパターンが以前は時々ありました。
プロバイダには解約と退会がある
フレッツ光を例にすると、フレッツ光のみ解約する場合は解約。フレッツ光とプロバイダ両方解約する場合は退会です。
もし今のプロバイダで発行されているメールアドレスを引き続き使いたいのであれば、メールのみのコースにすれば月額200〜400円くらいでメールアドレスを維持できます。
2、既存プロバイダを解約するタイミングは要注意
例えばフレッツ光からNUROに乗り換える場合、NURO光のネット回線が開通してからフレッツ光を解約する事になります。そうしないとネットが使えない日ができたり、、最悪電話番号が消滅します。詳しくは既存の光回線解約のタイミングは要注意!にまとめています。
プロバイダとは?
ここから先はNURO光に限らず、プロバイダの仕組みや、利用するメリットと注意点などを簡単にまとめてみました。光回線の営業をしていた頃によく答えていた内容ですので、初めてインターネットを契約する方などの参考になればと思います。
<プロバイダのイメージ>
プロバイダは、引き込んだ光回線をインターネットに接続できるようにする役割を持つ「接続業者」のことです。「ISP(インターネット・サービス・プロバイダ)」と呼ばれることもあります。
光回線業者との違いは?
プロバイダを理解するには、まず光回線業者との違いを知っておかなければなりません。
光回線業者とは、文字どおりインターネットに接続するための光回線をユーザーに提供する事業者のことです。CMやネット広告でよく見かける「フレッツ光」「ソフトバンク光」「NURO光」などが光回線事業者にあたります。
光回線事業者と契約することでユーザーは自宅に回線を引き込むことができるのです。
プロバイダは情報の受け渡しの管理を行う
光回線事業者と契約して回線を引き込んだだけの状態では、インターネットを利用することはできません。
情報が通るルートができただけの状態だからです。いわば、車が通っていない道路のようなもので、「この道路を使って良いですよ」と許可を出し、さらにやり取りされる情報を仲介する役割を持つ人が必要なのです。
この橋渡し役を担うのがプロバイダなのです。光回線事業者は情報が通る道路を引く業者、プロバイダは交通状況の監視・監督する業者と捉えて良いでしょう。この2つの業者両方と契約していないとインターネットを利用することはできません。
光回線の役割
プロバイダの機能をざっと説明しましたが、もう少し具体的な役割をご説明しましょう。
ユーザーにIPアドレスを付与する
IPアドレスとは、インターネットの上の住所のようなものです。プロバイダを介してインターネットに接続すると、このIPアドレスが必ず付与されています。
IPアドレスがあるからこそ、受信した情報がどこから来て、発信した情報をどこへ届ければ良いのかが明確になります。住所があるからこそ郵便物がしっかり届くのと一緒です。ちなみに、自分IPアドレスがいくつかは以下のページからわかります。気になる方はチェックしてみてください。
サーバー監視/ネットワーク監視サービス
https://www.cman.jp/network/support/go_access.cgi
メールアドレスを発行する
プロバイダは各事業者が独自のメールサーバーを管理しており、ユーザーはメールアドレスを発行してもらうことができます。
近年では、GmailやYahoo!メールなど無料で使えるフリーメールが人気ですが、誰でも簡単に作れるため信頼性という点で一歩劣ります。実際にグーグルを始め、個人情報が漏えいする事件が度々起こっているため、重要な個人情報をやり取りしたり、ビジネスでの利用には不向きです。
また、金融機関では登録できないということも少なくありません。一方、プロバイダのメールアドレスは、契約者と紐付けられており信頼性が高いため、あらゆる場面で使用できます。
セキュリティシステムを提供する
インターネットの監視を行うプロバイダでは、多くの事業者がユーザーに対してセキュリティ対策システムの提供も行っています。
インターネット上では、物理的な距離にかかわらずさまざまな発信源とのやり取りを行うため、悪意あるサイバー攻撃の被害に遭う可能性が十分にあります。それを水際で食い止めるためにセキュリティ対策は欠かせません。
もちろん、自主的にソフトウェアを導入することも可能ですが、多くのプロバイダではあらかじめ外部攻撃に対処できるシステムを導入してくれるのです。
プロバイダのセキュリティ対策例
- メールウイルスチェック
- スパムメール(迷惑メール)チェック
- 有害サイトのブロック
- フィッシング詐欺の対策
- 年齢に応じたサイトのフィルタリング
光回線とプロバイダが一体化したサービスも
本来、光回線とプロバイダの事業者は別々に契約するものですが、最近では両者を一体化したインターネットサービスがメジャーになりつつあります。正確には、業者がまったく同じなのではなく、光回線の子会社がプロバイダ事業を行っていたり、両者が提携していたりします。
一体型サービスでは、光回線とプロバイダを個別に選べないというデメリットはあるものの、光回線を選んでしまえばどのプロバイダを選ぶか考える必要がありません。支払いをまとめることができるという点もメリットです。
プロバイダによって違いはあるの?
さまざまなプロバイダが登場していますが、違いとしては主に以下の点が挙げられるでしょう。8割はキャンペーンと先述しましたが、その他2割についても書いてみました。
- 料金(キャンペーン含む)
- 通信速度
- サポート体制
- セキュリティ対策
料金はもちろんのこと、通信速度にもプロバイダは影響しています。
基本的な通信速度は回線業者によって決まるものの、プロバイダの設備の充実度によって接続の安定性が変わるからです。業者によっては、混雑する夜間の時間帯には極端にインターネットが遅くなるという可能性もあります。
また、かなり前ですがOCNがYoutubeを閲覧制限していた可能性が取り沙汰された事もありました。
特典や割引もチェックポイント
プロバイダによっては、auやソフトバンクなど特定の携帯キャリアが割引になったり、独自のポイントがたまったりするものもあります。普段使っているサービスによっては、どのプロバイダを選ぶかでお得度がかなり変わる可能性がありますので、この点も踏まえて考えてみると良いでしょう。
プロバイダの探し方
私がプロバイダを選ぶ際に必ず使うのは、下記のような実際の利用者からの声を調査して結果を公開しているサービスです。料金などはHPを見ればすぐわかりますが、顧客対応や実際の速度についてはこういったデータを調べなければわかりません。
https://life.oricon.co.jp/rank_provider/ オリコン プロバイダ 顧客満足度ランキング
SNS(Twitterのハッシュタグ検索)などで個別にプロバイダ名を検索するとリアルな意見が見られて、これも必ずやるようにしています。ただし、インターネットはその人のネット環境によってパフォーマンスが全く変わりますので、一個人の口コミはあまり参考にならないかなと言うのが私の意見です。